東京里山物語。これは、小生の知人である蜂須賀さんが作った写真集です。いや、今、正に目前で起こっている、現在進行中のドキュメントであり、メッセージであります。
蜂須賀さんは、東京都のパークレンジャー部長であり、写真家であり、きのこ博士であり、料理研究家であり、そして、熱き活動家だ。
蜂須賀さんとの出会いは、我が愛車のジープJ−37がきっかけでありました。以来実に5年ぶりの再会です。その5年の間に蜂須賀隊長は、美しい里山を”パラダイス”を創ってしまったのだ。正しくは再生なのですが、小生には創ってしまったということばの方が納まりがいい。何故なら、小生は5年前に隊長との話の中で”パラダイスがないのなら、創ってしまえばいい”と大口をたたいてしまったのですが、隊長は本当にパラダイスを創ってしまったのです。
写真集の表紙にある、美しい里山の風景には、誰でもうっとりしてしまう何かがありますが、隊長は世界一美しい風景だと言っていた。日本人のDNAに訴えかける原風景なのだという言葉には説得力があった。そう、私達は日本人なのだ。
世界中にうっとりするような美しい風景はたくさんあるのだが、その”うっとり”にはある種の憧れのような感情が入っているかもしれない。
しかし、この東京の里山を目の前にしたとき、たとえようもない愛おしさすら感じてしまうのです。
この愛おしさは何だろう?やっぱり日本人?
それとも、この里山再生に汗を流しているひとたちの想いが、里山の木々や生き物たちから分泌されているのでしょうか。
人の仕事だけでは到底つくれない。でも、自然だけの力でもない、人と自然との境目が見事に解け合う事で成り立っている素敵な場所。
一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
蜂須賀隊長の仕事ぶりはこちら2月に終了してしまうのが残念。file:///Users/sakanogenya/Desktop/noaruki.b.station50.biglobe.ne.jp:.webloc