2011年7月18日月曜日

木の椅子たち展



お客さんのお誘いで、村上富朗さんの展示に行ってきました。しかし、まことに残念なことに村上さんは今月3日に他界されたそうです。

村上富朗さんは、長野でこつこつと木の椅子(主にウィンザーチェア)をつくりつづけ、その数およそ300脚だそうで、今回はその中からご本人によって選りすぐりの30脚が展示されました。

私は、村上さんの椅子に直に触れる事は今回が初めて。伝統的なウィンザーチェアは見知った椅子と思っておりましたが、氏がつくる椅子にすっかり魅了されてしまいました。氏が惚れ込んで30余年つくってきたその椅子たちは、村上富朗氏そのものなんだという気がしました。大変、惜しい人物を失ったようです。

心より、ご冥福をお祈りいたします。